「イロミジュ、やるよー!」と自分からお風呂に向かうほど。
- 色の認識がより明確になった(赤・青・黄・緑・茶・白・黒)
- 「まじゅは〜(まずは)」「あとは〜」といった接続詞を発しながら色水を混ぜるようになった
- 色水をカップからカップへ移し替えるのが上手になった
- 集中して色水作りに取り組むようになった
色水遊びは準備するものもたったの2つ(洗面器を使えば食紅か絵の具を用意するだけ!)ですし、お風呂なら汚れを気にせず自由に遊ばせられますよ!
色水遊びのねらい
色水遊びは色の美しさに触れたり、混ざっていく色を楽しんだり、創造力を育める遊びの1つですが、それだけではありません。
色水遊びを通して養われるのは…
- 「色」の認識
- 言葉や指先機能の発達
- 集中力
保育園に通われているお子さんであれば、園でも経験する遊びかもしれません。
1歳児クラスに通園中の息子も、お友達や先生たちと色水遊びを楽しんでいます。
「色」の認識が促される
「色」を子どもたちがいつ頃から分かるのかというと…。
……色覚が発達を始めると、赤ちゃんはまず赤を認識します。生後3か月になるまでには、あらゆる色を認識するようになります。
https://www.bausch.co.jp/ja-jp/vision-and-age/babys-eyes/baby-eye-development/
乳児向けのおもちゃや絵本は赤や黒、黄色などカラフルなものが多いですね。
とはいえ、実際に「赤いもの」を見て「アカ」と言葉で発するにはもう少し時間がかかります。
2歳半頃〜3歳頃に、赤・青・黄・緑などの色が分かるようになります。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/pre_school/files/curriculum2/15_2_2_sankou.pdf
息子は2歳前に「赤い車」を指差して「アカ」と言えるようになっていましたが、青い車も「アカ」と言っていた時期もありました。
ところが、色水遊びの効果もあったのか今では色々な色を認識して教えてくれるように。
色水遊びを通して、楽しみながらお子さんが「色」に興味をもつきっかけを作りましょう!
言葉の発達が促される
色水遊びで出てくる言葉はたくさんあります。
- 色の名称(赤、青、黄、緑、紫、茶、黒など)
- 色の濃さ、薄さ
- 色水の量(多い、少ない)
他にも、「ジュース屋さんごっこ」をしてみたり、色水を混ぜる過程を中継するように説明してみたり…。
色水遊びを通して、言葉の多彩な表現の発達が促されます。
指先の機能の発達が促される
大人にとっては簡単な「水を容器へうつす作業」ですが、小さいお子さんにとっては複雑な運動です。
お子さんの手の大きさに合わせた容器を選んだり、あえて違う大きさの容器を使ったりすることで、遊びの幅が広がりますね。
我が家でも、計量カップやペットボトル、綿棒の空き容器など、色々な大きさの容器を活用しています。
スポイトを使ってみたり、試験管などの細い口の容器に決まった量の色水を注ぎ入れたり…。
ちょっと複雑な「課題」を作ってみると、大きいお子さんも色水遊びを楽しめるんじゃないでしょうか?
夢中で遊ぶことで集中力も養われる
好きな遊びにとことんハマるのが子どもたちの特徴ですね。
色水を作る、混ぜる、流す、そんな作業を繰り返すことは集中力を養うことにもつながります。
お子さんが「黙々と」色水作りをしている時には、「集中」しているタイミングなので、そっと見守ってあげてくださいね!
もちろんお子さんから「一緒にやろう」と誘われたらぜひぜひお子さんと同じ目線で楽しみましょう〜。
色水遊びで準備するものはたったの2つ
色水のもとは食紅
色水遊びは水彩絵の具でも可能ですが、「食紅」を使うと万一飲んでしまっても安全です。
食紅はスーパーだと「製菓用品」売り場におかれていますが、探してみると「赤」一色しか置いていないということも…。
我が家ではAmazonで購入した4色入りの食紅を愛用しています。
レビューも高評価で、これまで10回以上遊んでいますが問題はありません。
水彩絵の具での色水遊びの注意点
水彩絵の具での色水遊びでは、
- 水彩絵の具は「白」があるので乳白色を表現する楽しみがある
- 普段のお絵描きにも使える
- 黒や茶、白などの色水も溶かすだけで作れる
我が家が購入してみたCan Doの水彩絵の具です。
使ってみた感想ですが、
- チューブが固くて息子が自分で絵の具を出したいのに出せない
(目を離したすきに絵の具を出し過ぎることがない、という安心感はあり) - 食紅と比べて溶けにくい
- お風呂への色移り?色残り?が食紅より強い
こんな感じで絵の具が残るので、息子の振り方では完全にはなかなか溶けません…。
そして、溶け残った絵の具が床に残っていることも…。
色水の容器は何でもOK
透明なプラカップや空き容器、何でも使えますよ!
我が家で実際に使っている容器は
- 綿棒の空き容器
- ドレッシングボトル
- 軽量カップ(大・小)
- 小さいペットボトル
- 洗面器(透明ではないですが、泡立て器で豪快に混ぜると楽しい)
メスシリンダーなら「量」の概念を学ぶのに役立ちますよ!
小さいお子さんが扱うならプラスチック製が安心です。
試験管セットを使えばまるで「理科の実験」のようですね。
実際に3歳以上を対象にした実験キットのセットもありましたよ!
色水遊びのやり方
色水を作るもとと容器を用意したら、あとは自由に混ぜるだけ!
夫の提案で、すぐに色水をこぼず息子が何度も楽しめるように受け皿もセット(笑)。
食紅はスッと溶けるので、簡単にきれいな色水が作れます。
汚れてしまったら処分できるように我が家は空き容器を活用しています。
絵の具は溶けにくいので、ペットボトルの蓋に絵の具を乗せて、蓋を閉めて振る方法がオススメ。
洗面器と泡立て器で色水を作るダイナミックな遊び方は息子のお気に入りです。
「アワワー」とリクエストもあったので、ボディソープを混ぜてみたり…。
子どもの笑顔を見れるので、お風呂タイムが前より楽しみになりました!
色水遊びのアレンジ方法は?
我が家の2歳児はシンプルに色を混ぜて流すを繰り返していますが、使うアイテムなどを増やすと簡単に遊びの幅が広がります。
- ジュース屋さんごっこ
- スポイトやお玉を使う
- お花を使って色水を作る
- 色水を凍らせたりゼリーにしてみる
- 計量カップなど目盛りのある容器の目盛りの線までキレイに注ぐ
息子はただのシンプルな氷を色水と混ぜるだけでも大興奮でした!
夏はお風呂の中で冷たい氷を触るのが楽しくて仕方ないようです。
お子さんの発達や興味に合わせて楽しめる方法を試してみてくださいね!
対象年齢10歳〜ですが、実験キットも売られているので、大きいお子さんがいるパパママはこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
色水遊びで気をつけること
注意点は、
- 色水を子どもが飲まないように見守ること
- お風呂に色が残らないように遊んだらすぐに流すこと
- (お風呂でやる場合は)体が冷えないように注意
我が家のように「色が残ってしまった」という失敗にはご注意くださいね!
心配な方はお子さんに遊ばせる前に薄く作った色水でササッと試してみるか、お部屋で遊ぶのが安心です。
まとめ:色水遊びは2歳からでも楽しめるおうち遊び
色水遊びは用意するものも「色水のもと(食紅か絵の具)」と「容器」のたった2つとお手軽で、色彩感覚を育めるおうち遊びです。